沖縄本島最南端の沖縄戦跡国定公園内にある平和の碑である。平和祈念堂が遠望できる。このあたりは摩文仁の丘と呼ばれ、米軍との沖縄戦の激戦地域で多数の戦死者や自決者を出した。近くに姫百合の塔がある。この平和の碑には、沖縄戦で亡くなられた戦死者の名前が、全国地域別に書き込まれている。日本人のみならず外国人も含めその数は10万人にのぼる。中には名前を刻むことを拒否された遺族もあると聞いた。沖縄のお盆は旧盆が盛んであるが、この地を訪れたころにはすでにそれぞれの礎へ線香や花が手向けてあった。

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