最初のページ 日々楽々

「た〜ちゃんの、走馬灯の、ように」
素潜り & スキューバーダイビング

 はじめまして、私がまだ、目が見えていたころのことです。
 私は、泳ぐのはあまり得意ではなかったのですが、素潜りで、うまくさざえとか、あわびを、見つ けた時は、わくわく、どきどき、しました。獲物に接近すると、手前で息切れして、空気を吸いに上昇。再度挑戦、ところが、また獲物を見つけ直すのが大変。こんな事を、繰り返しして、獲物を手にした時はへとへとだったことを、よく覚えています。

 スキューバーダイビングを、始めたのは、私が働いていた会社の、協力会社のYさんと、知り合いになり、かれこれ30年前の夏に、鳥取県の浦富海岸の入り江まで、そのYさんの、スキューバーの道具を運び、その場所で、簡単な説明を受けてからウエイトは、付けずに、マスク・レギューレター・エアーボンベ3点を、装着して海に入りました。これが、初体験でこの状態は、水面に浮いたままで沈まないので恐怖感は、なかったです。
それから数ヶ月後に、Yさんの知っているスポーツ店で、ダイビングの用具一式を購入しそれから数日後、12月30日、歳の瀬のおしつまっている寒い時に和歌山県湯浅(醤油発祥の地)附近の海岸で、ふるえながらウエットスーツに着替え、(ウエイト・ライフジャケット・エアーボンベ・フェイスマスク・レギューレター・フイン・網袋・手袋・シューズ)一式を、装着していよいよ恐怖の冷たい海に潜るのですが、エアー節約の為に、潜る場所まで15〜6kgを背負って二人で10分位歩き、そこで潜りYさんの後を着いているのですが私も獲物を見つけようと、ちょっと目を離すと、もうYさんは見当たりません。

 そこから私の、恐怖感が訪れて来たんでこいす。わ〜どうーしょうと思わず呟いてしまいました。その理由は、本格的に、ダイビングの講習を受けていない為に、恐さが、来たんだと思います。一度、海に潜ってしまうと方角が判らなくなって、磁石(を見て判断するのですが、慣れていないのと自信がないのとで、かっこ悪いけど浮上して見ると”びっくり”かなり沖まで来てしまっていたのです。
また、そこで、びびっていたんだけれどこれではあかん体も冷えて寒い浮いていると波に押されて疲れるので方向を磁石で確認して、根性を決めて再度海底まで(13〜4m)潜り、海底を、はうように獲物(なまこ・さざえ・あわび)を見つけながら、この時は、もう、潜ることに大分慣れていました。なまこは、岩場にいるのが赤と砂地にいるのが黒でちなみに赤なまこを取ります。浜辺の方向を目指してようやく無事に到着しました。Yさんは、先に戻って、火を起こしてくれていて、熱燗も出来ていました。そっこうに着替えて冷えきった体に、熱燗は最適で、数分後には、体全体が、ほっこりと、温もったのでした。お酒のあては、海でちょうたつしましたさざえを、少しばかり焼いて残りは、お正月の一品になりました。

 ダイビングを、始めた頃のメンバーは、二人でしたが後に二人増え、内一人は、同僚のh君で、もう一人は、協力会社のドライバーで、元、漁師の、kさん、kさんは私に、彼女を紹介してくれた人です。その彼女が、今の嫁はんです。
このメンバーで、春夏秋冬この海に来て海物を、捕獲しクーラーボックスの檻に入れて後でみんなで、分けました。 また、ここで海中の様子を書きます。

 別の日に潜った時のことです。海物をさがしていると、たこちゃんと遭遇、岩と岩の間に潜んで居るところを発見、どうして捕まえようか、2〜3分たこちゃんと、睨めっこ、たこの目は、水中で見ると、動物のネコの様な目をしているので、シーナイフで刺してしまうのも……

 生捕りしようと、たこちゃんの頭をわしつかみするようなかたちで、引っ張らずに逆に、押さえつけるようにすると、足が岩から離れるのを見はからって網かごに入れるのですが手に絡み付いてくるのを四苦八苦してようやく網かごにいれることに成功しました。春先に潜ると海底3〜4m位の所に、わかめが、うっそうと林のように茂っていました。

 かれこれ6年前の秋、会社が移転することになり、みんなが離れ離れになるのと、私の目もだんだんみえなくなってきたので、この海で解散会をしました。
 その時の楽しさや、海底に潜った時の恐さは、一生忘れない思い出です。 
最初のページ 日々楽々