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 ◆職員で何をすべきか話し合い 01/20

 地下鉄が板宿駅まで部分運行を始めたので19日に勤務先までいく。学校の体育館の1、2階が避難の方々で一杯になっており一時は2000名、現在は1300名から1500名の間とか。管理職を始め宿泊できる教師がそれまでに学校に泊まり込み対応をしてた。私も手伝う。
昨晩は事務室にいる職員と相談しながら、学校再開に向けて何をなすべきなのか、討議を進めていく柱立てのようなものを事務室のパソコンに打ち込む。

1 職員の連絡網の整備する
 学校にこれる職員の確認。

2 生徒を校舎へ入れる事前確認事項
 施設の安全点検、破損・亀裂箇所・天井・床・ガラスの等備品・ロッカー・作業台等の転倒による危険等の確認。校舎周辺の安全確認。グランド・校内生徒通路・塀等校内の危険物及び場所の掲示を事前にする。I棟の渡り廊下部分のチェックと専門家による補強工事をしておく。

3 授業開始の条件
 教師の確保。実験実習に必要な設備・備品の整備点検。生徒の被害状況の確認
 1月19日現在。本校生徒1150人中605人までの安否を確認。電話がなかなか通じない。また寄せられた情報をまとめると
  自宅が崩壊   17件
  焼失した生徒数  8件
 本校は全県学区でJRを使用している生徒数が438人いるので報道されているように交通機関が麻痺状態の中での学校再開はなかなか難しい。

4 非常時おける再開条件
JR等交通機関が長期にわたって不通の場合/水道、ガスが使用できない場合/家屋の破損等で登校できない生徒への対応/I棟の使用が不可の場合のホームルーム教室の確保

5 3学期行事の検討
第3学年の学年末考査と成績処理(出席日数の扱い)/卒業式/2年の修学旅行

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