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 “赤富士”やど「休暇村富士」

 朝日友の会で発行している「アサヒメイト第277号」平成13年4月1日号(発行所/朝日友の会事務局)から転載。

 喫茶室から富士山を見ながらコーヒーを飲む−「休暇村富士」(静岡県富士宮市・0544-54-5200)は最高の「マウンテン・フジヤマ・ビュー」やどだ。富士箱根国立公園内にデーンと建つ5階建て。休暇村協会が経営する2000年7月オープンの36番目のやど。滋賀・近江八幡などがオープンしてから今年で休暇村創設40周年。数多くある公共のやどは県や市の天下りが多くサービスもお役人的と評判が必ずしも良くない。が、休暇村は大卒を中心に独自採用、現場で育てて休暇村同士競争しているので行き届いている。

 “赤富士”を見て“茶の湯”に

「富士」は田貫湖畔にある。
 訪れた冬の日、日没寸前に感動的「赤富士」を見た。葛飾北斎の「富獄三十六景」、横山大観描くあれだ。散歩道の一角が最高ポイントでカメラマンが押しかける。4月と8月の20日前後に山頂から日が昇り“ダイヤモンド富士”現象に。富士がすっきり顔を見せるのは空気が澄む秋から冬。「富士山には月見草がよく似合う」は作家・太宰治の表現だが、快晴ならなんでも似合う絵になる。やどの展望大浴場がまたいい。茶の産地らしく「茶袋」を浮かせた香り「茶の湯」。サウナもある。

 ご自慢は自家製パン

 ご自慢が朝夕のバイキング方式の食事だ。なにしろ和洋40種以上の料理が出る。自家製のパンが人気。「たかがパンというなかれ」、毎日1000個も焼くのですぞ。朝夕食後、バードウオッチングしながら散歩は最高の贅沢で心も静まる。部屋は和洋あって休暇村初の洗浄便座を備えた。自然の中にコテージも20棟散在。1泊2食1万300円から。土・祝、シーズンは1000円高。
吉原暢彦(元朝日新聞編集員)


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