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 アンデス不思議物語「地上絵」

 朝日友の会で発行している「アサヒメイト第289号」平成14年4月1日号(発行所/朝日友の会事務局)から転載。

▼リマから400`南下
 「地上絵」と言えば南米アンデス山脈に描かれた不思議「ナスカの地上絵」を思う。5年前、日本大使邸占拠事件で有名になったペルー共和国・首都リマから400`南下、砂漠の中に空中遊覧基地はあった。

▼椰子葺きの管制塔
 朝8時の空港。リオグランテ川支流の霧か?深くて何も見えない。9時を過ぎたら魔法のようにスーッと消え快晴に。強い日差しに白い砂漠、エアロ・コンドル社の白に赤のセスナ機が際立つ。管制塔は掘っ建て風の火の見ヤグラか昔のインディオの監視塔風で屋根はヤシ葺き。遊覧機が舞い上がると、すぐアンデスの山々が広がる。緑地はわずかで大半はホコリっぽい砂漠。

▼巨大な木、猿などの絵がずらり
 30分で地上絵の上空に。飛行機は左右に何度も旋回して見せる。なるほど山肌に目をむいた人の絵が現れた。稚拙だが、とにかく大きい。やがて犬やモンキー、ツリー(大木)、ハチドリ…と10種は確認できた。精巧な絵もあり、約300とか。地上150b前後で飛行。ツリーのそばに飛行場の管制塔より立派な監視塔が見える(写真)。道路も走っている。それらと比較するとツリーの大きさは両枝まで150bはあるか?上空に30分滞空。

▼宇宙人が描いて行った?
 紀元前1000年ごろから描かれたというから今から3000年前。20b−300bある絵を砂れきに何の目的で描いたのか?砂あらしに耐えたのも不思議。長年、ドイツ国籍マリア・ライヘ博士が調査・研究しているが、博士は「巨大猿の絵が星座の1つと一致した」と発表した。惑星へ帰る途中に宇宙人が寄り、描いて宇宙船で帰った説や天体観測用?最大の天文カレンダー、宗教画説と様々。いっそのこと夢を持たせ「宇宙人が“砂漠に書いたラブレター”」という発想はどうか?。ともかく今は砂漠観光の目玉として、遊覧機「コンドル」は飛んでゆく。(元朝日新聞編集委員 吉原 暢彦)  


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