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 ハワイで山からダウンヒル


 朝日友の会で発行している「アサヒメイト第311号」平成16年2月1日号(発行所/朝日友の会事務局)から転載。

 ハワイといえば、今や日本人の“奥座敷”。特に冬は避寒地としてにぎわう。テロ 問題やサーズなどで落ち込んだが、 回復基調にあるという。平均気温24度だから、「山男の歌」をもじると、 「♪ おれたちゃ 寒い日本には住めないからに」と正月を中心に4、5万人が出か け、年間150万人以上が常夏を楽しむ。

★気軽に安く行けるようになった

 ハワイが身近になったのは、1970年(昭和45)にジャンボ機が就航、倍以上 の400人規模の定員になり、 運賃が下がったから。シルバー世代には「トリスを飲んでハワイへ行こう」(その 時、トリスの小瓶が120円)のコマーシャルが懐かしい。 東京オリンピックの64年(昭和39)4月、海外旅行が自由化され、サントリーが 抽選で40人を「8日間のハワイ旅行」へ招待。 費用は1人約40万円かけたという。大卒で月給1万円5000円〜2万円時代だか ら豪華旅だった。現在は、 5日間5〜7万円からの時代。普通はオアフ島ワイキキを目指すが、今やマウイ、カ ウアイなどへも気軽に行ける。

★山から自転車で降りる

 かって、何か変わったレジャーを楽しもうと、旅行会社で探すと『マウイ島でハレ アカラダウンヒル』があったので4人で申し込む。ハレアカラ火山 から自転車で一気に下るのだ。オアフ島からは空路30分。1泊した翌朝6時、ク ルーズ会社が大型ジープで迎えに来た。 マウンテンバイクを積んだキャリーカーを引っ張って山を登る。

★眼下に素晴らしいパノラマが展開

 出発点は標高2700bだから、日本の白山山頂と同じ。真っ赤なヘルメットや ヤッケを貸してくれる。自転車のブレーキは日本と 反対で右が後輪、少しトレーニングをして、クルーズ会社員を先頭に一列になって出 発。気が引き締まる。風を切って心地よく、 しかし、かなりのカーブを巻きながら走るのでスリルも十分。観光バスなど自動車の 往来も多い。 途中で、数度休憩。そのたびに「あれがモロカイ島…」などと説明してくれる。36 0度の景観はすばらしいの一語に尽きる。きれいな花も咲いていた。

★2時間半かけ60`を下る

 昼食はサンドイッチとジュース。下りるほどにカーブは緩くなったが、やがてパイ ナップル畑の中を走る。虫がパチパチ体当たりしてくるのに閉口 した。牧場の中は馬や牛がのんびり草をはんでいた。やがて町に入って終点に。2時 間半かかった。ブレーキのかけっぱなしなので握力がなくなっていた。 が、完走した満足感でいっぱいだった。

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 面白い“DOスポーツ”だが、やや危険を伴うオプションツアー。最近、阪急交通 社の一部のパンフで見つけた。 ダウンヒル代は130j(約1万4000円)。21歳未満と身長150a未満の方 は参加できないとある。特殊コースなので 事前の相談と予約が必要。(元朝日新聞編集委員 吉原暢彦)


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