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関西のビアホール
朝日友の会で発行している「アサヒメイト第331号」平成17年10月1日号(発行所/朝日友の会事務局)から転載。
「ビールなくて、何の人生ぞ!」昔、ビアホールで、こんな表示を見て、うなずいてジョッキを傾けた経験がある。工場直送生が飲めようになって女性客も増えている。
★120年の歴史誇る
関西ビアホールのルーツは明治28年(1885)の京都勧業博覧会場に開設した“青空”「アサヒビアホール」。2年後の7月20日、今の大阪市役所付近(大江橋南詰)に洋食料理を中心にした本格的ビアホール「アサヒ軒」1号店が開店したというから“生泡”も約120年の歴史を誇る。大阪・梅田新道交差点に同和火災ビルが完成したのを機に昭和12年、地下に「アサヒビアホール」がオープン、「市電」交差点前で人気だった。このビルも平成2年に建て替えられ「ニッセイ同和損保フェニックスタワー」に。地下に「スーパードライ梅田店」(旧アサヒビアホール)が再開されたのが同7年、店内にそれとなく古い煉瓦を配しているのがにくい。
★デーンと世界最大のジョッキ
らせん階段を降りていくと終戦前後のセピア色ビアホール写真が並ぶ。浴衣にパナマ帽の男性、「産業戦士御優先席」と書いた写真が歴史の証人だ。極め付きは世界最大の陶器製ジョッキ。高さ1・2b、32g入り(大瓶で50本)、19世紀からドイツ・セッセンバッハ地方で作られているのを取り寄せた。絵は有名なビュルーゲル・フランダース地方の結婚式風景。また直径2b大の木彫りレリーフには男女がビールを飲んでいる風景が。ドイツの木彫りマイスター、フックス氏が平成7年に2つ特製してくれたもので「Asahi」と彫り込んである。
店内は900平方bと広く、オープン席170と個室3つ(計210席)。個室では同窓会などが多い。毎週火・木曜はピアノ、アコーデオンの“ビアポルカ”の生演奏で盛り上がる。いつも千gの大きな生ビールタンク2つと、5百gの黒生タンクがデーンと置いてあり、雰囲気だけで酔いも“ノビール”?。ここの名物は「オクトーバーフェスト」。子豚の丸焼行進、5gジョッキの回し飲みなど(今年は9月26日から6日間、期間中はオクトーバー料金。2ヵ月前から前売り券。売り切れが早い)。平日の営業は午後4時半(土曜は同2時)から10時。日祝休み。電話06・6311・2829。
★阪神勝利の翌日、阪神店だけ中ジョッキ1杯目が半額に
ユニークなのは阪神百貨店地下2階「アサヒスーパードライ阪神店」。阪神タイガースが勝った翌日だけ、最初の中ジョッキ1杯目が半額に。午前11時〜3時はランチタイムだが、当然ビールは飲める。06・6345・5006。(ライター吉原暢彦)
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