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 緑地公園 目玉はヒマラヤのケシの花


 朝日友の会で発行している「アサヒメイト第334号」平成18年05月1日号(発行所/朝日友の会事務局)から転載。

公園歩きすると心も安まる。が、シーズンによって咲く花が変わるので注意したい。 大阪の都心から8キロ離れただけだが、地下鉄長堀鶴見緑地線・鶴見緑地駅を出て公園に立つと開放感が広がる。

★散歩は電気自動車でゆっくりと

 ここで「国際花と緑の博覧会」(花博)が開催されて16年になる。あの時は世界の83カ国、55国際機関が参加し、“世界の花園”が半年間続き、約2312万人が訪れた。当時、いろいろ取材したが、花の美しさと、圏内を歩く人たちの浮き浮きとした表情が、今も目に浮かぶ。なにしろ世界の2600種、1500万株が咲き誇った。今も整備が続いている。  噴水のそばのバス停から園内を巡回する電気バス(100円、65歳以上、身障者は 無料・月曜休)に乗る。ゆっくり1周。約20分だが、あちこちに咲いている花をめ でながら、なかなか楽しい。 バスは5人、7人乗りの2台。降りてから1週1.5キロの大池の周囲を散策する。シーズンには桜やヤマブキなど色々咲いているし、鳥ものんびり飛んでいる。

★パラ園には万博“鶴見'90”も

 ここのシンボルは風車の丘だ。風車は設計図をオランダから取り寄せ昭和57年8月に完成させたもので、もう24年の歴史を誇る。本体の高さが15メートル、羽根の長さが20メートル。特にチューリップシーズン(4月中旬から)には約3万本が咲き競い“オランダ・モード”に。花博記念の新種「鶴見'90」も20株ほどある。サルビアのシーズンも見事だ。

★年中咲く神秘的な"ケシの花"

 ここの圧巻は「咲くやこの花館」(500円・月曜休)だ。1万5千株を展示しているが入り口からランが咲き乱れ、そしてヒマラヤ高原に咲く「青いケシの花」も。写真に撮って家で飾っているが「青い花」は神秘的だ。温度調節で常に咲くように努力しているのにも 感心する サボテンの種類も豊富で見応えがある。袋を垂れ小さな山が入ると酸性液を 出して溶かし養分とするウツボカズラも面白い。  最後に上った展望台(いのちの塔・200円・月曜休)は、花博のシンボルタワーだった。高さ54メートルのパノラマフロアーからは大阪市街や生駒山系が見えた。正式には「花博記念公園鶴見緑地」(事務所電話06-6912-0650)都心にこうした緑地園があるのがいい。 (元朝日新聞編集委員)


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