大疑"迷分迷目"で焼酎税率アップ
不況が長引いて国の体力弱り"金欠型"ゼーゼー・ビールス炎に。財源探しに夢中の八頭(党)立て連立与党は、さしずめ"八岐大蛇"(やまたのおろち)か。世論の高率支持熱に浮かされ"大蛇(おろち)酒"に酔い、"ナ酒"容赦なく"酒ゼー"に目をつけた。国民から批判を浴びるとして与党内でも、たばこともどもゼー率上げ反対空気の中、たばこは煙りに巻いたが、酒ゼーは"酒きれず"。
そもそも「洋酒ウイスキーの価格に占めるゼー率三六%は焼酎の一四%に比し高すぎる」と本場、欧州から批判されている中、それを追い風に是正するのが大義名分、いや、国民からみれば、"大疑迷分"でしかない。
かくて"下町のナポレオン"で愛される民衆の酒「焼酎」についてもナ酒容赦なく甲類(二五度)を一リットル当り三十七円、乙類は三二円と、「きっちょむ」の商品名よろしく
"きっちょむ"と上げる。甲類の場合で一・八リットルビンで六十六・六円も上がって一千二百三十六円六十銭、いや、きっちょむと一千二百四十円になることをショウチュウせざるをえまい、とはナンチュウことか。
おまけに全体のバランタインを取るチュウ迷目で酒も一リットル当り七円アップ、一・八リットルで十三円程度だが、中途半端な数字の値上げですむとは思えぬ。ビールも一リットル当たり酒の二倍の十四円アップ。度数は酒の三分の一なのに上げ率が二倍とは首をかしげたくなる。もっとマッカランかと、言いたいが、酒税全体の七五%を占めるおいしいビール酒税源はマッカランに決まっている。ビールは大ビンで八・九円のアップだが、切り良く十円アップは酒られまい。
グイーと飲んだ一本の半分近く(百四十五円)が税金などと考えたら悪酔いするだけだ。かくて左党の財布はナイチンゲールで小遣いはアップ、アップ。
やけ酒でも飲んで歌うか。「♪酒は涙か、税金か…エーイ!生一丁」。
(九十四年五月号)