阪神大震災と学校の周辺  NEXT


 ◆不安な2日目 01/18

 自宅には被害はないが、水道も徐々に出なくなりやがて止まる。幸い自宅はガスはまだ出ているがまわりの垂水地区はストップである。火元に注意して欲しいという市広報車が先程団地をまわっていた。
交通機関が神戸市内は今日も麻痺して学校の再開の目処がたっていない。自宅にいて、風呂桶に水を溜める。Niftyの神戸のポイントは今日も駄目で鳥取など県外のポイントにつないでアクセスしているが地震情報もよく集まらない。
学校の校区である兵庫区や長田区も焼失区域で気になるが交通が麻痺して身動きができない。今朝も震度3の余震が起きて目が醒める。夜は、懐中電灯と電池式のラジオを置いて眠る。
こちらで放映されているテレビはすべて、CMはカットされてその間は、被災の静止画面に切り替わる。CMはさすがに遠慮ということだろうか。神戸市内にいる人よりも遠く離れた人の方に情報が多いという状態である。昨晩は、夕刊は届かなかったが、今朝は届いた。死者の数も1806人と、多くなっている。二次災害の火災の被害が凄い。救援車両が、幹線道路に入れないために一般車両の乗り入れ禁止がやっと出されたようだが遅すぎる。
兵庫県は人口は500万人で、そのうち130万人が神戸市内。被災された方以外にも、電気、ガス、水道のいずれかが影響を受けている方がほとんど。このあたりの店では買い占め騒ぎが起きて、生鮮品の流通が鈍くなってきて都市機能が壊滅状態である。
慣れてきたとはいえ余震が続き不安である。教育テレビが伝言板に切り替わっている。ラジオのディスクジョッキーは「役人の災害視察とは何事か」とか「その余裕があれば救援物資にまわせ」とエキセントリックに叫んでいるが、何かショウ化されたような違和感を感じる。緊急時の指揮系列が混乱しているので、早くスムーズに一本化して欲しい。
 

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